
<結論>
薄く塗ることで、大人ニキビに効果的な場合があります。
厚く塗ると、大人ニキビが悪化することがあります。
<理由>
肌が乾燥すると、それをカバーするために皮脂が過剰に分泌されたり、角質が厚くなることがあります。
これらは大人ニキビにとって大敵です。
皮脂が過剰に分泌されると、アクネ菌が増殖し、毛穴の中で炎症が起こります。
また、角質が厚くなると、毛穴をふさいでしまいます。
ですので、乾燥を防ぐ目的で、ワセリンを塗るのは効果的です。
しかし、ワセリンは油分ですので、厚く塗りすぎると毛穴の中に入り込み、アクネ菌のかっこうのエサになってしまいます。
つまり、初期のニキビである白ニキビと黒ニキビに対しては、ワセリンは有効ですが、アクネ菌の活動が活発になっている赤ニキビにはよくないと言えます。
ワセリンには、殺菌効果や炎症を鎮める効果はありません。
ワセリンをニキビの治療目的であまり使用しない方がいいですね。