
大人ニキビの原因は、よくホルモンバランスの乱れだと第一に言われます。
特に生理前になると、2つの女性ホルモンのバランスが乱れることで、ニキビや肌荒れの原因になることがあります。
そこで、ホルモンバランスの乱れを整えてくれるビタミンを紹介します。
ビタミンB6
生理前には、黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌量が増えます。
黄体ホルモンは、皮脂の分泌を盛んにさせる作用があります。
通常、皮脂は毛穴から排出されますが、毛穴が詰まっていたり、角質が厚くなっていると、毛穴の中で炎症が起こります。
黄体ホルモンの働きを少しおさえるには、もう一つの女性ホルモンである卵胞ホルモン(エストロゲン)を正常に分泌される必要があります。
それにはビタミンB6の摂取が有効です。
ビタミンB6は、卵胞ホルモンに働きかけ、黄体ホルモンとのバランスを整えてくれます。
また、精神状態を安定させる作用がビタミンB6にはありますので、生理前のイライラを始めとする月経前症候群(PMS)を改善する効果が期待できます。
ビタミンB6が多く含まれる食品
・サンマ
・カツオ
・マグロ
・牛レバー
・牛ヒレ
・赤ピーマン
・玄米
・バナナ
動物性食品の方が、体内吸収率が高いです。
ビタミンE
ビタミンEの化学名は、「トコフェロール」と言います。
トコフェロールは、「子どもを産ませる」という意味です。
つまり、ビタミンEは、卵巣機能や卵子の質を向上させ、妊娠しやすい環境を整えます。
妊娠しやすい環境とは、女性ホルモンのバランスが整った状態です。
また、ビタミンEは、「若返りのビタミン」と呼ばれています。
過剰な活性酸素を除去する働きがあるので、老化や生活習慣病の予防が期待できます。
さらに、血流をよくすることで、冷え性、肩こり、腰痛などの改善、コラーゲンの分泌の促進、紫外線の害から守る働きがあります。
ビタミンEが多く含まれる食品
・ウナギ
・カニ
・ハマチ
・サーモン
・かぼちゃ
・モロヘイヤ
・アーモンド